最高裁判所のTeamsスマホ機種変更の備忘録【弁護士向け】

・当職は、内容の正確性に関して責任を負いません。

・Teamsの登録作業に関しては、各担当部裁判所書記官にご連絡ください。

機種変更したら書記官にリセット依頼!

【機種変更後の復帰方法】

1.弁護士が、スマホを機種変更したら、書記官に電話をして

「機種変更をしたのでTeams登録をリセットしてください。」と伝えること。

・MicrosoftAuthenticatorについて、前機種から新機種へのTeamsの

機種変更手続きが存在するものの、最高裁判所のゲストアカウントでは困難。

・ゲスト(弁護士)側で試行錯誤するより、書記官にリセットしてもらった方が早い。

2.リセットしても「リセット完了」や「再登録してください」というメールは届かない。

3.TeamsのURLをクリックして、Teamsアプリやブラウザでログイン試行すると、

「リセット後の初回ログイン」の扱いとなり、QRコードが表示される。

4.TeamsのURLがわからない場合には、書記官に電話して事件に再登録してもらう。

※例:件名[Microsoft チーム 横浜地●部R7ワ01111 に参加しました」

本文中:「チームへのアクセスリンク:Microsoft チーム リンク」をクリックする。

5.スマホのMicrosoftAuthenticatorを開いて、表示されたQRコードを読み込む。

※必ず、Authenticatorアプリを先にインストールして、アプリの右下ボタン(検証済みID)から「QRコードをスキャンします」を選択しなければならない。スマホ標準のQRコードリーダー等で読み込んではならない(カメラ内臓リーダーやLINEやqrqrアプリではアウト!)。

Androidアプリ(TeamsとAuthenticator)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.teams

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.azure.authenticator

6.指示に従い、進めると、MicrosoftAuthenticatorが二桁の数字選択(3択)を出すので、正しい数字をタッチ。

7.新機種のMicrosoftAuthenticatorの画面に「最高裁判所」が登録される。

「メアド#EXE#@cortsjapan.onmicrosoft.com」というアカウント名になる。

8.Teamsログイン時には、MicrosoftAuthenticatorを使用してログイン認証。

→これでスマホ機種変更後も復帰できました。


最高裁M365管理者から2023年9月に届いたメール。
「招待の承諾」をクリックすると、一度だけQRコードが表示される。
しかし、リセット後にメールは届かない。




このメール自体は、新件で裁判所から届くものと同様。
リセット後に、Microsoft チーム リンクを開くことで、ログイン試行される。
リセット後のため、ログインアドレスが、新規・未登録扱いと判断され、
MicrosoftAuthenticator用のQRコードが表示される。
(おそらく、過去に送られた現在進行中の事件URLをクリックでも良い)



【ネット上に見られる機種変更の方法による失敗例】

最高裁オフィシャルの機種変更の説明は、こちらにあります。

4 多要素認証で使用する端末の機種変更等について 多要素認証で使用する端末が携帯電話(スマートフォン含む。)で、当該端末を機種変更したり、電話番号の変更を行ったりする場合には、事前に作業が必要となるときがあります。
(1) 多要素認証の方法がモバイルアプリである場合 電話番号を変更するか否かに関わらず、端末を変更するときには、古い端末を破棄する前に、新しい端末へのモバイルアプリの移行作業が必要となります。
(2) 多要素認証の方法がSMSや電話である場合 機種変更等により電話番号を変更するときは、事前に設定が必要となります(電話番号に変更がないときは、事前作業は不要です。)。 
変更予定の電話番号が変更前に判明している場合には、事前に当該番号を多要素認証用の電話番号としてMicrosoft 365アカウントの設定画面において登録しておくことが可能です。 
万が一、上記(1)又は(2)の機種変更等の事前作業を行わなかったために、多要素認証のために登録していた電話番号で着信及びSMSの受信ができなくなる等、多要素認証ができずサインインができなくなったときは、多要素認証のリセットが必要となりますので、事件係属裁判所に御連絡ください。 
最高裁の説明PDFより

最高裁の説明PDFより

最高裁の説明を受けて、弁護士が機種変更の解説をされています。

上記ウェブページによれば、機種変更時にバックアップと回復ができるとあります。

これらの記事を読むと、以下のウェブページにアクセスして、
ゲスト(弁護士)側が、QRコードを自主復帰できる、とのころ。

Teamsの右上「最高裁判所」をクリックして、
「アカウントを表示」をクリックすると、
https://myaccount.microsoft.com/?ref=MeControl&login_hint=【メールアドレス】
にリンクしており、同じURLにリダイレクトされる。
(つまり、①②は同じことを言っている。)

>1.「PCのブラウザから、Microsoftアカウントページにアクセスし、サインインします。

しかし、筆者の環境(Microsoftアカウントだが無料のhotmailアカウント)では、
ここに個人アカウントでサインインすることはできません。代わりに職場または学校アカウントをご利用ください。
とエラーが表示され行き詰まりました。
ここに個人アカウントでサインインすることはできません。
代わりに職場または学校アカウントをご利用ください。

組織のMicrosoftアカウントでは、サインインできるのかもしれません。
しかし、上記の方法は、すべてのケースで復帰できるわけではありません。

②では、以下の注釈があります。
>★注)この段階で「組織」の「ドメイン名」の入力を求められる人は、いったんスマホに目を戻して、認証アプリの「最高裁判所」欄に記載のある@より右の文字列を入力するといいでしょう。
筆者の場合、
「メアド#EXE#@cortsjapan.onmicrosoft.com」で登録されるため、
@より右の文字列」cortsjapan.onmicrosoft.comを入力しました。
結果、「有効な電子メール アドレスまたは電話番号を入力します。」とエラー。

https://myaccount.microsoft.com/ にログインできる場合、
TeamsやMicrosoftAuthenticatorを使用しているケースでは、
ゲスト側が自主復帰できるケースがあるのかもしれません。
上記以外の場合には、ゲスト側が自主復帰できないと推測しています。

https://account.microsoft.com/ というURL(myがない)が
MS個人アカウントには存在しますが、これでは用を足しません。

このページが詳しいものの、簡単な解決策は無さそうです。


詳細の棲み分けは、非専門家の弁護士には難しそうです。
(IT専門家でも、最高裁判所が独自仕様すぎて、難しそうです。)
・組織アカウント(メールアドレス)であれば良いのか?
・MSアカウントではないメールアドレスであれば良いのか?
このあたりの棲み分けは、本当は最高裁の仕事でしょう。


弁護士は、難しいことを考えているよりも、
機種変更したら書記官にリセット依頼!
と割り切り、単純に行動した方が早いような気がします。
そこで、本稿を作成しました。ご参考まで。


②の記事には、
>古いスマホを下取りに出してしまったよ…という先生のための記事は、気が向いたら書きたいと思います。
とあります。

本稿は、旧機種を下取りやリセットした方向けの記事になっています。
そして、機種変更手続きを頑張るよりも、リセット依頼が簡単です。
旧機種が手元にあっても、リセット依頼をした方が早いと考えます。


〆 横浜家庭法律事務所 弁護士川口崇
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